まずはダイバージェンス・インジケータ
EA作成中
MQL5でのインジケータ作成も、1つできると少し進みが早くなります。
ただ以前MQL4で作った全機能を移植するのはきついので、一部分を切り出して移植しています。
簡易なインジケータの作成から、EAにするのが今回(連休中の)目標です。
ダイバージェンス・インジケータ
ということで、簡易なダイバージェンス・インジケータを作成しました。
前回のとおりですが、MACDとストキャスティクスのダイバージェンスを表示できるようにしました。
チャートの表示上に山谷とダイバージェンスを表示します。
MACDのダイバージェンスをストキャスのチャートに表示するなどもできます。(まったく意味ないですがw)
オシレータ(MACD、ストキャス)の山、谷は前後2値が、山なら一致しているか安い場合です。
プログラムでは「v[4] <= v[3] && v[3] <= v[2] && v[1] <= v[2] && v[0] <= v[1]」こんな感じとしていますので、前後2値が条件に一致しないと山や谷とみなしません。
そしてダイバージェンス判断は、期間内(30期間とか)で直前のピークより大きなピークがあった場合に、山なら高値が安かった場合に「ダイバージェンスだ!」としています。
当然、ピークを判断できるのが2期間後なので、サインも2期間遅れて表示されます。
ここまでは前回と同じですが、「前後2値が条件に一致しないと山や谷とみなしません」この部分をちょっと解説します。
MACDでのピーク、ダイバージェンス表示
ストキャスでのピーク、ダイバージェンス表示
明らかに緑背景部分が山谷の判断できていません。
①はOKだけど、②のように1回で戻ってまた落ちてくるなどは山谷と判断できません。他にも判断できないパターンがあります。
プログラムなので、いろいろなパターンでも大丈夫なように作れば出来るんですけどね。簡易版ということで。
(_ _|||)
EAにするには
このダイバージェンス・インジケータをEAにするのは、iCustomを使おうと思っています。
まずインジケータでMACD、ストキャスのダイバージェンスサインを合成して売買シグナルを描画します。
この売買シグナルをiCustomで取り込んで、実際の売買関数でオーダーをかけるという感じです。
売買シグナルからオーダーをかける部分は、どんなインジケータでも同じに出来るので、今後他のインジケータを作成しても少しの改造でEAになります。
MT4の時はiCustomが重すぎて、ずれてオーダーされているような感じでしたが、MT5は処理が早くなっているので、そのようなことも無いと思います。
※自分の使い方がわるいのかもしれませんが、MT4ではiCustomを使うと売買がうまくいかないことがありました・・・。
ちなみに他のインジケータ
一番初めにMQL4から移植した「HULL移動平均」です。
オシレータ系よりもわかりやすいのと、テクニカル関数を使ってないので移植はしやすかったです。
HULL移動平均だけでは、売買シグナルが出せないので、簡易ダイバージェンス・インジケータを移植してます。
この図だけではいい感じに赤青の切り替わり(転換点)がありますが・・・たぶん右肩ガッツリ下がるようなEAしかできないと思われます。
次は、iCustomでEAを作る!にする予定です。
オーダーの仕方を勉強しないと・・・
( ̄- ̄;)
- 関連記事
-
- ダイバージェンスEAをiCustomで作る (2020/05/02)
- カルマンフィルタEAでバックテスト (2020/05/01)
- まずはダイバージェンス・インジケータ (2020/04/30)
- MQL5の壁 (2020/04/28)
- EAと機械学習 その2 (2019/12/08)
コメント